鹿児島県へのUターン就職とは?メリットや助成金、注意点について紹介!

鹿児島県へのUターン就職とは?メリットや助成金、注意点について紹介!

「都会を離れて、地方でのびのび仕事がしたい…」

「いつかは地元に戻って自然に囲まれた生活がしたい」

「仕事中心ではなく、もっと家族の時間を増やしたい…」

そんな方は、Uターン・Iターン就職が向いているかもしれません。

この記事では鹿児島県にスポットを当て、

  • 鹿児島の特徴
  • 鹿児島にUターン就職するメリットやデメリット
  • 鹿児島のUターン就職の支援制度などの情報収集方法

上記の3つに注目して鹿児島県の魅力について紹介していきます!

この記事を読めば、鹿児島県へのUターン就職のことが分かります!
この記事は、10分程度で読めます!

鹿児島県のUターン就職する際に知っておきたいこと!

鹿児市電

鹿児島にUターン就職を考えている方に向けて、鹿児島の雰囲気や土地の特色について紹介していきます。自分に合った土地なのかを確認しましょう。

豊かな自然や過ごしやすい温暖な気候

都会の喧騒を離れ、休日に旅行で地方に行き心身共にリフレッシュできた方も多くいると思います。

自然の中に出かけるという行動だけでも、創造力や幸福力、集中力なども上がるということが言われており、日々の生活や仕事においてもプラスになることは間違いありません。

鹿児島が自然で溢れた地域であることは、離島数や離島面積などを全国と比較すると分かります。

【鹿児島の離島数と離島面積】

項目全国鹿児島順位備考
離島面積(注)7,6492,47612016離島統計年報
離島数(注)3072642016離島統計年報
参照:鹿児島県 データから見た鹿児島

離島面積及び離島数は、離島関係特別法が適用される有人の離島面積及び離島数です。

上記にある表からも分かるように、鹿児島は離島数が全国4位となる26つの島を持ち、

離島面積全国1位に上るほど広大な自然が魅力な県なのです。

また年平均気温も19.0、年間の降水量も2,397ミリメートルと、1年間を通して温暖な気候と湿度の高さは、非常に暮らしやすい環境にあるということが分かります。

暮らしやすい広大な自然の中で、のびのびと仕事に励みたい人にとっては、鹿児島はおすすめの環境です!

身近に!気軽に!温泉を楽しめる

鹿児島は良質な温泉を県内各地で楽しむことができます。

鹿児島には約100の温泉地と、全国で2番目に当たる2753ヶ所の温泉源泉数を誇る、日本有数の温泉県です。

さらに、ほとんどの銭湯が天然の温泉を利用しており、日々の仕事の疲れを良質な温泉で癒すことができるので、贅沢な癒し環境が鹿児島には備わっております。

美味しい食べ物が沢山!豊かな食文化

広大な自然と、温暖で湿度の高い鹿児島では農業が盛んで、日本で有数の畜産県としての確固たる地位があります。

【鹿児島の農業】

項目全国鹿児島順位備考
農業産出額90,5584,8632H30年
肉用牛飼養頭数2,5033382H31年2月1日
豚飼養頭数9,1561,2691H31年2月1日
ブロイラー飼養羽数138,22827,9702H31年2月1日
採卵鶏飼養羽数182,36811,7173H31年2月1日
参照:鹿児島県 データから見た鹿児島

安納いも桜島だいこんといった、鹿児島の伝統野菜がとても美味しいです。

また、上記の表からも分かる通り、豚、牛、鶏の養頭数(養羽数)は全国上位を占めており、生産量は日本一を誇っています。

黒豚黒牛黒さつま鶏といった、上質で旨味たっぷりなお肉が地元のスーパー等に並んでおり、鹿児島県民の日々のパワーの源となっているのではないでしょうか。

更に鹿児島の特徴として、周囲が海に囲まれているため、 海産物も豊富。
キビナゴやカンパチ、カツオなどをつまみに、醸造が盛んな焼酎をいただけるなど、お酒好きの方にとっては堪らない環境が整っています。 

鹿児島県にはどんな職種が多いのか

鹿児島には現在、多種多様な職種が募集されており、働き方も実に多種多様です。

事務職

土日休の固定給かつ、9~17時と勤務時間も固定されていることで、プライベートとの両立も図れることで人気の事務職。

鹿児島でも未経験でも募集しているところや、パート・アルバイトからスタートできる職場も多数存在しているので、安定を求めている方にぴったりです。

旅館やホテルの接客業

指宿、霧島といった二大温泉郷含め、鹿児島には有名な温泉旅館やホテルなどが各地に存在しております。

大自然に囲まれた環境下で、全国各地からいらっしゃるお客様を相手にお仕事ができるので、刺激的な毎日を過ごせるのではないでしょうか。

農作業員

鹿児島は前述の通り、農業や畜産業、水産業が盛んに営まれています。

ただ農作業は高齢者化がどんどんと進んでおり、後継者不足等で廃業してしまうケースも少なくないそうです。

かごしまブランドの農作物やお肉、お魚など鹿児島の良質な食物の伝統を絶やさない、そんな働き手を鹿児島では募集しております。

看護師や医療事務

鹿児島は人口当たりの病院数ランキングで、高知県に次ぐ全国第2位を誇っており、そのために病院に必要不可欠な看護師さんや、医療事務に従事してくださる方を多く求めているようです。

現在都内で医療従事者として働いている方でも、鹿児島でも安心して働くことのできる環境が鹿児島には揃っています。

スーパー「タイヨウ」での販売業務

鹿児島に根付いている地元1番人気のスーパー「タイヨウ」でも多くの販売スタッフを募集しております。

パート・アルバイトから正社員登用制度もあるので、販売業務に自信がある方にぴったりです。

鹿児島県の賃金の目安は?

【鹿児島の最低賃金】

時間額効力発生日適用範囲
793円令和2年10月3日鹿児島県下の全ての労働者に適用される
参照:厚生労働省 鹿児島労働局 鹿児島県の最低賃金について

 鹿児島県の最低賃金は、令和2年10月3日より793円に改定されます。

令和2年10月3日より以前は790円ですので、3円上がることが分かりました。

全国的に見ると、東京都が1013円(※1)、神奈川県が1011円(※2)という現状と比べると、アルバイトで働く場合、鹿児島県の賃金は決して高くないと言えそうです。

次に平均年収について都内と比較をしてみます。

【鹿児島の平均年収(都内との比較)】

 

平均年収

平均月収

東京

622.3万円

41.0万円

鹿児島

395.3万円

27.4万円

東京都の平均年収が622万円であるのに対し、鹿児島の平均年収は395万円と、東京都の3分の2程度であるということが分かっています。

以上のような結果から、現在都内でアルバイト・正社員で働いている方にとって、鹿児島へのUターン就職する場合は、年収ダウンの可能性があるという点も、考慮しておかなければいけません。

鹿児島県の主な交通手段は?

鹿児島では基本的にが交通手段のメインとなっているようですが、鉄道や路面電車、バスやフェリーなど多様な交通機関が揃っております。

車の免許を持っていない方でも、ペーパードライバーで車の運転が心配だという方も、住む地域を選べば多少の不便はあるかもしれませんが、難なく生活はできるようです。

鹿児島県へUターン就職の助成金・補助金について

地域の支援制度は、就職・移住先を選ぶ要素の1つになります。

鹿児島のUターンにおける助成金や補助金はどこまで充実しているのでしょうか。

移住支援金制度

この制度は、東京圏23区内に在住している方、もしくは同区内に通勤している方を対象にU・Iターンとして鹿児島県内に移住+鹿児島県内の企業情報や求人情報が掲載されてます。

就職情報サイト「かごjob」に掲載されている移住支援金対象法人の対象求人に応募して就職した方に、移住支援金が交付されるという制度です。

要件を満たした対象者は、2人以上の家族・世帯の場合100万円単身者の場合60万円の支援金が受け取れます

支援対象者や申請方法、開始時期等市町村によって異なっているので、詳細については、鹿児島県の公式サイトで確認が可能です。

奨学金等の返還支援

 鹿児島出身者のUターン限定で、奨学金の返済支援制度があります、要件を満たした対象者は、原則として大学在学中に日本学生支援機構等から借り受けた奨学金の全額が返還されるそうです。

支援対象者や申請方法については、公共財団法人 鹿児島県育英財団の公式サイトで確認が可能です。

鹿児島へUターン就職のメリット

自分にとってUターン就職をする際に一番重視している項目はどれなのか、優先順位の確認して、頭を整理してみましょう。

ここでは、鹿児島へUターン就職するメリットをご紹介致します。

実際に鹿児島へUターン就職をする場合のメリットについてご紹介していきます。

①生活費のコストが下がる

現在都心で働いている方にとって、まず初めに驚くのは生活費の安さです。

都内近郊と比べて家賃相場が格段に安く、県庁所在地のある鹿児島市を例にとってみても、ワンルームで4.2万円(※1)、2LDKのお部屋でも6.5万円(※1)という家賃相場となっています。

ファミリーで移住したいという方にとってありがたい環境になっています。

さらに生鮮食品も、近隣の県の農場から仕入れをしたりしている都内よりも、新鮮なお魚やフレッシュな野菜が地元で収穫でき、鮮度の高いものが安く手に入るという点でも生活費のコストが下がる理由となっているようです。

②通勤ラッシュから解放され、スローライフを送れる

鹿児島は基本的な移動手段は車です。都内近郊で働く人にとって、仕事が嫌になる原因の1つでもある「朝の満員電車による通勤」からは解放されることもメリットと言えます。

そのメリットに加え、大自然に囲まれた地形と豊かな食文化、良質な温泉も備わっているので、都会の喧騒に疲れた方には素晴らしい環境なのではないでしょうか。

鹿児島へUターン就職のデメリット

続いてデメリットについてもお伝えしていきます。

以下記載のデメリットが自分にとって許容できるポイントなのか、という視点で見ることをおすすめ致します。

①年収が下がるリスクがある

前述した通り、鹿児島の賃金の目安は都内近郊と比べると高いとは言えないことが分かっています。

前述した通り、平均年収も622万円である都内近郊と比べてみると、鹿児島は395万円と低い年収になっているので、都内で働いている方にとってはデメリットになるでしょう。

ただし、鹿児島には生活費が安いというメリットもありますし、職種や個人の頑張りによっては年収が上がることも予想されるので、そこまで悲観するべき問題ではないのかもしれません。

②地方ならではの風習とご近所づき合い 

地方では都内近郊と比べ、地域に住んでいる方との付き合いが密接です。

都内に住んでいる方であれば、マンションやアパートの隣の方と顔を合わせることは稀ですが、地方であれば町内会への参加や作業のお手伝いなどに参加を求められることがあります。

人と密接に関わることが苦になってしまう方にはデメリットになりうる可能性があります。

逆に深く人とコミュニティを築きたいという方にとっては、メリットに転換する項目です

鹿児島へUターン就職・移住するまでの5ステップ

ここまで鹿児島の魅力やUターン就職のメリット、デメリットについて触れてきました。

しかし、実際に鹿児島にUターン就職する場合って何から始めればいいの?と疑問に持った方もいらっしゃるかもしれません。

そこでこの項目ではUターン就職の手引きや実際に移住するまでのステップについてまとめてみました。

実際に鹿児島へのUターン就職の意思が固まり、「よし!移住しよう」となった際に踏むべきステップについて、ご紹介していきます。

①移住の目的を整理する

なぜ移住するのか、リラックスのびのびと仕事がしたいのか、農業をやりたいのか、海の近くに住みたいのか、なぜ鹿児島に移住したいのかをはっきりと決めておくべき必要があります。

それらの目的によって、住む地域や場所などを決定づけるからです。

②家族に相談をする

もしも1人で自由に移住する際は、このステップを踏まずに次のステップに進んでも大丈夫ですが、パートナーや子供がいる場合は別です。

家族は移住することに賛成なのか、これらを前もって話しておかないとトラブルの原因になってしまうので気をつけましょう。

③情報を精査して、移住する目的にあった地域を選ぶ

移住する目的に沿った地域を探すために、インターネット検索やSNSなどで鹿児島の情報を調べることができます。

実際に移住した時のメリットを確認するため、たくさんの情報を集める必要があります。

④現地に行ってみる

「百聞は一見に如かず」のことわざ通り、移住したい地域を数多の情報から見つけたら、実際に現地に行って住むイメージを固めておきましょう。

その際にチェックするポイントとしては、

  1. 交通の便はどうなのか?
  2. 近くにスーパーやコンビニなど日用品を帰る場所は?
  3. そこに住む上での地域行事などは?

などの点についてしっかりと確認しておくべきです。

⑤Uターン就職の職場・移住場所を探す

Uターン就職するための職場を探しましょう!出来れば、内定を貰った後に移住場所を見つけて移住するのが理想的です。移住した後に就職場所を探すのは、あまり現実的ではないかもしれません。
賃貸であれば、地元の不動産会社に相談したり、購入するのであれば移住先の市町村で移住の支援制度などを確認しましょう。

まとめ

鹿児島のUターン就職について解説しました。

鹿児島は都会から離れ、広大な自然の中で生活がしたい、豊かな食文化にあふれた美味しいものが食べたい、という願いが叶う場所です。

鹿児島へのUターン就職を検討中の方は、一度相談会やセミナーに参加するのもおすすめです。

新型コロナウイルスの影響で、WEBでの参加ができるところも増えているので、ぜひ参加されてはいかがでしょうか。

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