皆さんは大分市にどのような印象を持っていますか?
九州地方にある土地とは知っていても、具体的にどんな特徴があるのか知らないという方も多いでしょう。
大分市に限らず、実際生まれ育った街でなければ土地について詳しく知る機会などはあまりないかもしれません。
ですが、大分市は実はとても住みやすく、働きやすい環境の土地だということをご存知でしょうか?
そこで今回は大分市の住みやすさと働きやすさに注目していきたいと思います。
大分市はどんな土地で、どんな魅力や環境があるのか?
将来的な就業などのイメージに役立つ情報などについて触れていきましょう!
そもそも大分市ってどんな土地?
大分市の概要
九州地方の北東に位置する大分県の県庁所在地が大分市です。
北には山口県、東には愛媛県があります。
県庁所在地として都市的な便利さを備えていることはもちろん、豊かな自然に囲まれていることでも有名です。
「別府湾」といえば聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
広大な別府湾を囲む山々、市の半数を占める森林など、自然豊かな環境です。
便利さや自然にも囲まれているという好条件の他、治安の良さも自慢であると言えるでしょう。
大分県は全国でもトップクラスの犯罪率の低さが特徴で、県庁所在地である大分市も治安が良い事で有名です。
では、大分市の歴史についても少し触れていきましょう。
近代、大空襲によって甚大な被害を受けた大分市ですが、交通や工場の発展により「新産業都市」の指定を受けました。
指定を受けた後も石油工業などの進出、陸海の交通の発展を果たしたことで東九州最大の流通、経済の拠点として確固たる地位を築いたのです。
大分県の移住やUターン就職についてはこちら!
住みやすさは?
都市としての便利さだけでなく、犯罪率も全国的に非常に低いことから大分市はとても住みやすい土地だという事がわかります。
大分市内での生活だけでなく、他県や海外などへのアクセスがしやすいのも魅力です。
例えば、観光で人気の福岡県は博多市へ約2時間半で行くことができます。また、1時間半ほどで「大分空港」にもアクセスできますので、国内外様々な箇所への移動がしやすくなっていますね。
市内だと、2002年にワールドカップが開催された「大分ドーム」をはじめとし、約1000頭ものニホンザルがいる「国立公園高崎山自然動物園」や、イルカやセイウチを鑑賞できる「うみたまご」という水族館などが有名なので、市内でのレジャーを楽しむこともできます。
他にも「田浦ビーチ」や「大志生木海水浴場」など、海でのレジャーも楽しめます。
遠出をせずに楽しめるスポットがあるというのは都市の自慢にもなりますし、住みやすさに繋がります。
前述した犯罪率の低さに伴って「安心して生活すること」ができるのも大きな魅力です。また、主要駅周辺には行政機関や商業施設が集まっていますので非常に便利です。
有名なスポットでいうと、2015年に開業した「JRおおいたシティ」でしょうか。
後ほど詳しく触れますが、大分市は仕事をする上でも非常に整った環境であるといえます。
「安心で過ごしやすく、働きやすい」という特徴。
まさにこれ以上ない「住みやすさ」であり、大分市の魅力なのでははないでしょうか。
大分市の人口と地価について
大分市の人口と地価の傾向について触れていきましょう。
将来的に生活をする都市として大分市を候補に入れている方は、ぜひ参考にしてみてください。
人口
2020年10月時点での大分市の人口についてのデータは以下の通りです。
総人口 |
478,314人(男229,857人、女248,457人) |
外国人口数 |
3,332人(男1,763人、女1,569人) |
世帯数 |
224,678世帯 |
年齢別割合 |
0~14歳→65,034人(13.6%) 15~64歳→282,586人(59.1%) 65歳以上→130,694人(27.3%) |
地価
続いて2020年度の大分市全体の地価データは以下の通りです。
平均地価 |
6万6878円/㎡、坪単価22万1087円/坪 |
変動率 |
+1.51% |
変動率ランキング |
87位 |
基準地価ランキング |
290位 |
エリア別での地価ランキングについては以下の通りです。
- 1位:大分駅→16万9929円/㎡
- 2位:古国府→7万2128円/㎡
- 3位:牧→7万0450円/㎡
市内での地価ランキングが以下の通りです。
- 1位:末広町1-1-32→65万円/㎡
- 2位:中央町1-3-23→58万円/㎡
- 3位:東大道1-4-22→40万円/㎡
大分市の働きやすさは?
これまでの項目で大分市の住みやすさについてはご理解して頂けたと思いますが、働きやすさについても知りたいという方も多いでしょう。
まずは求人について調べてみると、首都圏と相違ないぐらいに様々な求人が出ています。
地方には仕事がないというイメージがあるかもしれませんが、そういったイメージはもう忘れて良いでしょう。
新型コロナウイルスの影響で、リモートワークに対して積極的になっている企業も多いので、首都圏で学んだ技術や経験をそのまま持ち込むことも可能です。
大分市では「おおいた働き方改革」という、働き方改革に積極的に取り組んだ企業に対しての表彰制度が創設されています。
女性も働きやすい環境!
企業全体の働きやすさはもちろん、女性がより働きやすくなるような取り組みも実施されています。
大分での結婚、出産を経験した女性の再就職をサポートするためのもので、職業安定所などでは中々得られない情報を企業から直接もらえる機会となっていました。
子育て支援も充実している!
市内には保育園などの施設も多く、病児保育や一時預かり保育を実施している保育施設も非常に多いのが特徴です。
子供の医療制度についても充実していて、小学校入学前であれば自己負担なしで受診ができます。
所得制限もありませんので安心して利用できる制度です。
小さいお子様を抱えながらでも市内で腰を据えることができて、しっかりキャリアを積むことが可能と言えるでしょう。
他にも、全国的に深刻な少子高齢化対策がされていたり、過疎化に対する対策も練られています。
移住希望者向けの支援制度がある!
空き地や空き家を積極的に利用するための「住み替え情報バンク」の設置や、移住者に対する支援なども行われていますので、一度大分市で就業すれば、長い目で生活の設計を立てていく事ができるでしょう。
近年注目されているUIJターンの相談窓口も設けられていますので、大分市で生まれ育ち現在は首都圏にいるという方も大分市内での勤務を前向きに視野に入れることが可能です。
子育てやキャリアアップがしやすいメリットがある反面、仕事後の時間の使い方に多少の不備もあります。
例えば首都圏に比べて商業施設やお店の数は少ないので、仕事後に家庭での買い物をするのに不便を感じる場合があるかもしれません。
仕事が遅くまでになってしまうと余計にこういった不便が家庭にとって負担になる場合があります。
最近ではネットスーパーやデリバリーも盛んになっていますので、仕事と子育てをしっかり両立するための手段として視野に入れてみると良いかもしれません。
デメリットというほどのものではないので、やはりメリットの方を重視して積極的に大分市での就業について考えてみてください。
まとめ
今回は大分県の県庁所在地、大分市での住みやすさと働きやすさについて触れていきました。
治安もよく、閑静な住宅街が多いので安心して生活できる他、レジャーなども充実していますので休日もご家族で楽しく過ごすことができます。
働きやすさについても求人の豊富さや制度の充実、子育てへの理解など生活する上で気になる点についてのサポート体制はほぼ網羅されていると言っていいでしょう。
ですので、大分市での就業を視野に入れている方は、より現実的な計画を立ててみましょう。
大分市で仕事をしてみたいという方、大分出身なのでいつかは地元に戻って仕事をしたいという方も今回の内容をぜひ参考にして将来のキャリア設計にお役立てください。