新潟県へのUターン就職とは?メリットや助成金、注意点について紹介!

新潟県へのUターン就職とは?メリットや助成金、注意点について紹介!

「都会を離れて、地方でのびのび仕事がしたい…」

「仕事中心ではなく、もっと家族の時間を増やしたい…」

そんな方は、Uターン・Iターン就職が向いているかもしれません。

この記事では、新潟県にスポットを当て、Uターン就職の魅力についてお伝えできればと思います。

そもそもUターン・Iターン就職とは?ざっくりと解説します!

Uターン就職

Uターン就職とは、自分が生まれ育った地元に戻って働くことです。

地元を離れて都会の学校に進学し、卒業後に地元で就職することを指します。

居住の場所が「地方→都会→地方」と移り変わることが「Uターン」のようなイメージであることがネーミングの由来です。

新卒で地方に就職する方もいれば、都会でしばらくキャリアを積んだ後に地元に戻る方もいます。

Iターン就職

Iターン就職とは、都会で生まれ育った方が、地方で働くことを指します。

田舎暮らしに憧れる方はもちろん、起業や事業のために地方に移住する方もいます。

就農などのキャリアチェンジの為に、地方への移住を選ぶ方もいます。

また、Uターン・Iターン就職の人気が上がっている理由の1つに、新型コロナウイルスの影響があります。

感染防止のためにリモートワークを取り入れる企業が増え、居住地を伴わない働き方がしやすくなっているのです。

新潟県におけるUターン就職するメリット

これから新潟にUターン就職を考えている方に向けて、新潟の雰囲気や魅力についてお届けできればと思います。

豊かな自然に恵まれた地域

都会の殺伐とした空気に疲れた時、地方に旅行に行ってリラックスした経験がある方も少なくありません。

森や野原、花などの自然にはリフレッシュ効果があり、人の心を癒してくれます。

新潟が自然で溢れた地域であることは、野原や農地などの比率を比較すると分かります。

【新潟の面積】

項目 広さ(単位:ヘクタール)
総土地面積 1,258,410
林野面積 804,261
耕地面積 169,600
参照;農林水産省グラフと統計でみる農林水産業 新潟県詳細データ

グラフからは、県の総面積の8割近くが、森林や野原、農作物の耕地であることが分かります。

また、耕地面積の広さは全国2位に上るほど、新潟は農業が盛んな県なのです。

新潟は、天然の美しい自然に囲まれながら、のびのび仕事や生活をしたい方におすすめの環境です。

地価や家賃のコストが低い

新潟は、都心と比べて家賃コストが大幅に安いです。

月7万円前後もあれば、2~3LDKほどのマンションや一戸建ての賃貸に住むことができます。(※2)

また、新潟は土地のコストもぐっと抑えることができます。

具体的に、東京都心と比べてどの程度コストが下がるのか、新潟市内の価格が高い地域で、地価を並べました。

【公示価格比較(住宅地)】(単位:円/m2

東京都

新潟県新潟市

区名

価格

区名

価格

千代田区

2,688,600

中央区

99,936

港区

1,890,400

東区

69,722

中央区

1,252,000

西区

58,342

渋谷区

1,232,000

港南区

39,992

文京区

929,800

北区

29,638

1,598,560

59,526

参照:東京都財務局 平成31年地価公示「区市町村別用途別平均価格表」
参照:新潟県庁 令和2年「公示価格一覧」

新潟であれば、東京都心と比べて、地価を4%ほどまで抑えることができます。

さらに、今回比較した新潟市は新潟県内でも栄えている地域なので、より田舎の地域であれば、さらに安くなることが多いです。

農業が盛んで食べ物が新鮮!

海鮮

自然の資源が豊富な新潟では、農業・林業・水産業の第一次産業従事者が多いです。

特に、農家数は全国4位と、農業に力を入れていることが分かります。

また、新潟は水稲(お米)が有名です。

収穫量、米の産出額ともに全国1位を誇ります。

また、のちほど説明しますが、新潟では就農の支援も行っています。

新潟は、新鮮な食べ物を楽しむだけでなく、農業を始めたい方にも良い環境が整っているのです。

温泉やスキー等、レジャーもおまかせ!

新潟はレジャー施設にも恵まれています。

温泉地、スキー・スノーボード場海水浴場の数が全国トップレベルです。

新潟はレジャースポットが揃っているので、季節によって楽しみ方を変えることができます。

自然に囲まれた環境で、日本の四季の美しさを感じたい方は、新潟に住む価値があると言えます。

新潟県におけるUターン就職の注意点

便利な都会に住むか、自然と共に生きる田舎で暮らすかは、どちらにも向き不向きがあります。

この項目では、新潟のUターン就職の注意点について紹介しますが、自分に向いているかどうか、という視点で見ることをおすすめします。

都会暮らしに慣れているとギャップが大きい

長年都会に住み、カフェやスーパーマーケット、コンビニ等が充実している暮らしに慣れていると、田舎暮らしを不便に感じることがあります。

例えば、地方は都会と比べて、電車やバスなどの交通機関の本数が少ないです。

また、お店の数が少なく、近くのスーパーやコンビニに行くだけでも車が必要です。

カフェやレストランも、山道を1時間下らないと行けない可能性もあります。

ですが、都会暮らしとのギャップが大きすぎて不安な方は、新潟の地方都市に住むことをおすすめします。

地方都市であれば、ショッピングセンターなどの商業施設がある地域もあります。

都会から離れたいけど、田舎すぎると不便だと感じる方は、地方都市がちょうど良いかもしれません。

冬が寒いので、対策が必要

新潟は冬になると気温がぐっと冷え、氷点下に下がることも稀では無いです。

大雪が降ることも多く、都会と比べて積雪量が多いです。

新潟を居住地に選ぶのであれば、防寒や積雪対策などは必須です。

一方で、考え方を変えると、都会を離れるということは、自然の美しさだけでなく、厳しさについても学べるということです。

地方で生活して本来の生活を経験することで、今まで「当たり前」と思っていた価値観が変わるはずです。

ご近所付き合いがある

地方は都会と比べ、地域に住んでいる方との人付き合いが多いです。

コミュニティが狭いほど、会う頻度や関係性も深くなるので、他人に干渉されたくない方にとっては鬱陶しく感じるかもしれません。

しかし、地方に住むには、人と人との助け合いは重要です。

特に、初めて暮らす地域の場合は、自分だけの力で生活するのは難しいことがあります。

ご近所の方と情報交換をし、助け合うことで、住みやすさが圧倒的に上がることもあるのです。

新潟県のUターン就職に関する相談先を紹介!

 新潟でのUターン就職の相談は、都内で相談会を行っていたり、WEB面談を行っていたりする企業や団体があります。

新潟まで足を運ぶ必要がないため、気軽に情報収集が可能です。

この項目では、新潟のUターン就職の相談先やイベントについてまとめました。

にいがたUターン情報センター

東京の表参道にある、新潟のUターン就職希望者の相談センターです。

新潟労働局と連携しており、仕事だけでなく、暮らしに関する相談にも乗ってくれます。

WEB面談OKで、ホームページで予約を受付しています。
はじめてのI・Uターンで不安な方におすすめです。

新潟県U・Iターンコンシェルジュ

新潟のU・Iターン就職エージェントです。

無料会員登録で、専門のコンシェルジュが、就職の相談やサポートをしてくれます。

就職先やキャリアチェンジに悩んでいる方は利用する価値があります。

コンシェルジュの情報は、公式サイトで見ることが可能です。
個別相談会やイベントは、新潟および首都圏で開催されています。

WEBでの参加も可能なので、気軽に問い合わせてみることをおすすめします。

にいがた暮らし 

新潟のU・Iターン就職や移住情報に特化しているメディアです。

新潟県庁や厚労省のHPでも紹介されています。

イベント開催地は新潟や首都圏、WEBなど様々ですが、イベントのラインナップが豊富なことが特徴です。

Uターン就職、移住についての相談はもちろん、新潟の市と連携し、地域ごとの魅力をテーマとしたセミナーもあります。

公式サイトでは、実際に新潟にU・Iターン就職した方のインタビュー記事もあるので、一度見てみることをおすすめします。

各県内ハローワーク

各県のハローワークでも、新潟のI・Uターン就職の相談が可能です。

国の機関の求人や雇用情報を紹介してもらえるのは、安心感があります。

U・Iターン就職を検討している方は、まずはお近くのハローワークで情報を収集するのも手段の1つです。

新潟のU・Iターン就職支援制度

地域の支援制度は、就職・移住先を選ぶ要素の1つになります。

新潟のU・Iターン支援制度はどこまで充実しているのでしょうか。

奨学金等の返還支援

新潟出身者のUターン限定で、奨学金の返済支援制度があります、

要件を満たした対象者は、最長6年間で最大120万円の助成金が受け取れます

支援対象者や申請方法については、新潟県庁の公式サイトで確認が可能です。

就農希望者の支援

新潟では、新規就農者や就農希望に対して、資金の補助などのサポートを行ってくれます。

現代、農業従事者の高齢化は大きな問題となっており、若者の農家を増やすことが目的です。

条件を満たせば申請が可能で、50歳未満であれば支援が受けられる可能性があります。

対象者等の詳細は、新潟県庁の公式サイトに載っています。

農業のスキルアップ制度

新潟は就農希望者向けの相談体制が整っています。

農業のスキルアップから、安定した経営のためのサポートを行ってくれるので、初心者でも安心です。

詳細は、新潟県庁公式サイトを確認してください。

他にも地域ごとに支援策あり

新潟県の支援ではなく、市ごとの支援制度もあります。

出産や子育ての医療費の補助や、移住支援金などが出る地域もあるので、移住前に確認しておくことをおすすめします。

地域ごとの支援制度については、にいがた暮らしの公式サイトでも詳しく確認できます。

まとめ

新潟のUターン就職について解説しました。

新潟は農業を始めたい方にとって、うってつけの環境や制度が整っています。

もちろん、農家以外のお仕事の方でも、都会から離れ、自然に囲まれた生活がしたい、という希望を叶えてくれます。

また、新潟は広いので、居住地の選択肢が多いです。

田舎すぎると不安な方は、地方土地に住むなど、自分の希望にぴったりの地域を見つけやすいこともメリットです。

新潟へのU・Iターン就職を検討中の方は、一度相談会やセミナーに参加するのもおすすめです。

WEBでの参加ができるところも増えているので、気軽に情報収集ができます。

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