福岡県で起業するメリットは?助成金や手厚いサポートについて!

福岡県で起業するメリットは?助成金や手厚いサポートについて!

「福岡県で起業を考えているけれど、どんなことから始めればいいか分からない…。」
「福岡県で起業するとどんな補助を受けられるんだろう?」

こういった漠然とした疑問や不安を抱えたままでは、なかなか前に進むことができ無いと思います。そんな方には朗報です!
福岡県は起業家を後押しする制度がたくさんあります。
そしてその支援は地方自治体にとどまらず、国のプロジェクトとして進められているのです。

福岡県で起業するメリット・デメリットを整理しながら、具体的な「起業」を前に進めていきましょう!

福岡県はどんな土地?

福岡県は九州地方の中で最も人口の多い都道府県で、福岡市・北九州市と2つの政令都市があります。また、本州と九州を結ぶだけでなく海外交流も活発。
国際海上コンテナ取扱個数は平成27年以降増加の一途をたどっています。

そんなヒト・モノの流れが活発な福岡県の特徴をみていきましょう!

福岡市のアクセス

福岡市のアクセスは、陸・海・空路ともに抜群。その特徴は、空港までのアクセス時間の短さにあります。
世界48都市の中でもアメリカのボストン、スイスのジュネーブに次ぐ第3位で、アジア13都市の中ではもちろん1位です。
空港から福岡市中心部までは電車で約10分、東京の30分と比べるとその便利さは明らかです!

また、福岡市自体がスマートシティ化は進められていることもポイント。
LINE Fukuokaと福岡市が協働し、LINEの技術を生かした住みよい街づくりが進められています。今後ますます住みやすさの向上が期待できます

土地代や家賃が安く済む

福岡県の住みやすさはアクセスだけではありません。土地にかかるコストも下げることができます
東京都23区と比べると福岡市は25%、北九州市は12%以下というから驚きです。土地だけでなく家賃も安く抑えることができるので、賃料を安く抑えての起業・生活が叶います。残ったお金を起業に充てたり、今後の貯金に回したり…。

自由に使えるお金が増えると選択肢が広がります!

福岡県へ移住するメリットは関連記事『福岡県へのUターン就職とは?メリットや助成金、注意点について紹介!』でもっと詳しく解説しています。
併せて読んでみてください!

福岡県に拠点のある有名企業とは?

福岡県の拠点のある企業をみていきましょう!

福岡県発祥の企業の業種は広く、国内外問わず知られている会社も沢山あります。

企業名事業内容
TOTO株式会社トイレ・バス・キッチン製品など
株式会社ピエトロ飲食・ドレッシング製造販売など
株式会社ゼンリン地図製作など
株式会社スターフライヤー空運業など
シャボン玉石けん株式会社化粧石鹸、シャンプーなどの製造
株式会社フジコー消臭、除菌製品など

「聞いたことあるけど、福岡県だったとは…」という起業も多いのではありませんか?
これらはほんの一部にすぎません。まだまだ知らない魅力が沢山あります。

福岡県で起業した会社を紹介!

起業を考えている人にとって気になるのは、「福岡県で起業したベンチャー企業にどんなものがあるか」ではありませんか?

どんな有名企業も、最初から規模が大きいわけではありません。

ここからは、福岡県で起業した多くの企業のうち3つの異なるジャンルの起業を紹介します。
福岡県での起業を検討している方には、より具体的に“起業のセンパイ像”を描いてみましょう。

IT技術を生かした企業

株式会社 ottaは、IoTを活用した子ども・高齢者への見守りサービスを開発している企業です。
技術を活用した住みやすさ・安心の向上意識が高い福岡市で、従来の仕組みでは難しかった広域見守りサービスを展開しています。

株式会社ベンナーズは「日本の食と漁業を守る」をスローガンに、水産業界にテクノロジーによる新たなビジネスモデルを生み出そうとしています。
お魚サブスクの「フィシュル」は、流通の前段階で廃棄されてしまう未利用魚を加工して、個人や法人向けにリーズナブルに製造販売するサービス。
福岡県の豊かな自然を生かした事業ともいえるでしょう。

九州を発信する企業

株式会社ランドアンドヒューマンは、九州産のオリーブオイル「オルヴィエ フィトオイル」を販売しています。化粧品や関連製品を販売したり、アロマテラピー・スパサロンを運営するなど、九州の豊かな自然の恵みを生かした商品展開です。

アジア・世界と日本をつなぐ企業

dopang株式会社は、福岡市とインドネシアに拠点があります。”よりよい世界のためにインドネシアと日本のクリエイティブな中小企業を繋ぐ。”をテーマに、独自の商品・サービスをもつ中小企業との架け橋となっているのです。

ToPoLo株式会社は、福岡市、ベトナム、中国の3つに拠点を構え、優れた製品やサービスをもつ企業同士のつながりを目指しています。海外の原石企業とのビジネスマッチングを図る日本企業との間に立ち、活躍は福岡だけにとどまらないでしょう。

福岡県で起業する3つのメリット!

福岡市は、内閣府の「スタートアップ・エコシステム拠点形成戦略」の「グローバル拠点都市」に選ばれました。つまり、スタートアップに国の支援が活用できる可能性が高まった、ということです。

国の補助事業、海外展開への支援、規制緩和などがますます進められていくことでしょう。

ここからは、福岡県で起業するメリットを紹介します!

起業仲間が集うコミュニティが熱い

誰もが企業をスムーズに進めて、成功を掴みたいと考えています。経営をスムーズに軌道に乗せるうえで欠かせないのは、情報収集です。しかし、一人で収集できる情報量には限りがあります。
そんなときに情報交換できる仲間がいれば心強いです。

また、仲間の存在はモチベーションにもつながります。切磋琢磨しあう環境として、FUKUOKA GROWTH NEXT(以下FGN)を紹介します。

FGNは、官民が連携して運営する創業支援施設です。コワーキングスペースやグループ向けの個室、間仕切り完備の固定席など、入居者の用途に合わせたワークスペースが提供されています。また、スタートアップ段階の入居者に向けた実践的な育成プログラム、認知拡大・販路拡大のためのプログラムなど、FGN独自の様々なプログラムを受けられるのです。

FGN入居者の実際の声はHPで紹介されていますので、いくつか抜粋します。

同じ志を持った起業家の仲間はもちろんですが、事務局メンバーの熱いサポートと先輩起業家の方々がいつでも相談に乗ってくれる環境がとてもありがたいですね。(キャンプ女子株式会社 代表 橋本華恋
入居して最も良かったのは、福岡市が関わるスタートアップ支援のイベントをキャッチアップする速度が早くなったことです。FGNが行う育成プログラム「Jump start Program」の同期やメンターの中から、仲間や取引先も増えていきました。(株式会社BeautyGym 代表 高橋 延明

実際の入居者の方の声からは、情報をスピーディーに集めること、仲間との熱いつながりが感じられます。
起業する仲間から受ける刺激やノウハウが物心両面で心強いことがうかがえます。

開業・起業の支援が充実している!

起業までのステップは沢山ありますが、その都度色んな所に相談をしに行くのはちょっと面倒に感じませんか?どこか一か所で出来るだけ多くの情報を集めたり、相談できると便利です。

スタートアップカフェでは、企業の準備・相談ができる場所です。相談内容は様々で、「いつかは起業したい」といった起業前の相談から、「資金調達をしたい」「起業後の相談をしたい」といった具体的な内容もOKです。

また、創業したばかりの企業は知名度が低く、人材の確保も難航する恐れがあります。スタートアップカフェでは、創業5年以内のスタートアップ企業と、スタートアップ企業への就職希望者をマッチングするサービスも提供。
起業から起業後の会社運営まで、広い相談が可能です。

スタートアップカフェについてもっと詳しく知りたい方は、関連記事『福岡市がコロナ禍にもスタートアップ支援!会社の登記が「0円」で可能に?』も読んでみてください。
スタートアップ・新規事業を後押しする様々な支援も併せて紹介します!

福岡市雇用労働相談センター(FECC)は、起業を検討している方の法務・労務に関する疑問の解決を助けてくれます。

窓口相談(予約がベター)やLINEチャット相談、オンライン相談、個室相談と相談方法も多彩。組織拡大のノウハウ、組織拡大により発生するトラブルの回避アドバイスといった起業後のなやみごとにも対応してくれます。
外国語対応できる弁護士や社労士も在籍しており、基本的には何回でも無料で相談可能です。

国家戦略として創業・雇用を創出

福岡市は「グローバル創業・雇用創出特区」として国家戦略特区となっています。

新たな規制・制度改革の提案がしやすく、なかでも福岡市は12の国家戦略特区のうち規制改革がより進んでいる場所です。

既成概念にとらわれすぎず、柔軟なアイデアを事業に活かすチャンスがありそうです。

福岡県で起業するデメリット

福岡市での起業には多くのメリットがありますが、一部には気を付けたい点もあります。しかし、起業する前からある程度デメリットの情報を知っておけば、起業後のギャップに苦しむことも少なくなるでしょう。

セミナー参加はやや不便

福岡市に限った問題ではありませんが、セミナーやコンベンションへの参加がしづらいという側面があるようです。

情報量に関してはネットのおかげで以前ほど中央と地方で差は無いと思いますが、リアルで参加しなければならないセミナーやコンベンションなどは、中央の開催が多いのでそこはデメリットでしょうね。(株式会社トルビズオン 増本衛氏・TECHABLEインタビュー

しかし、今ではリモート・オンラインの参加も促進されてきており、かつてのデメリットもさほど問題ではないでしょう。もし東京や大阪に出向きたいという場合でも、空港との距離も近いので、他の都市に比べても都心に出やすいという強みがあります。

注力されてない分野もある

福岡県での起業は国を挙げてのプロジェクトといえるでしょう。しかし、出版・メディア・芸能産業はまだまだ東京一極集中に近い状況で、東京に比べ福岡で注力されてない分野にあたります。

このあと説明する補助金のなかには、「医療,国際,農業,一定のIoT,先進的なIT」を対象としています。いいかえれば、福岡県での起業において手厚い支援が受けられる分野なのです。

起業する分野を見極めて上手く補助金を活用していきましょう!

福岡県での起業に対する助成金は?

福岡県での起業で受けられる助成金制度は多数あります。

「こんな制度もあったの?」「助成金を受けられたかもしれないのに…」と後から後悔しないためにも、活用できる制度や助成金がないかを確かめてみませんか。
ここからは起業前からチェックしておきたい制度と、起業後間もない時期に受けられる補助金を例示します!

国税と市税の両方が免除される制度

福岡市では、法人市民税の全額が最大5年間免除されます。主な要件は次のとおりです。

  • 法人設立から5年未満の法人であること。(平成25年4月1日以後の設立に限る)
  • 国家戦略特区の規制の特例措置等を活用するなど,一定の要件を満たすこと。
  • 以下の分野で革新的な事業を行う法人であること。
    医療,国際,農業,一定のIoT,先進的なIT

(参考:福岡市HP

受付は福岡市役所総務企画局企画調整部にて、平日の8時45分から18時までです。

申請時の書類については、福岡市HPを確認して揃えましょう。

さらに、福岡市独自の法人市民税の全額免除制度は、国税の「スタートアップ法人減税」と併用可能です。(対象事業の違いに注意)

国税のスタートアップ法人減税とは?

国税の「スタートアップ法人減税」も福岡市が提言したもので、福岡市をはじめとする国家戦略特区に適用されます。令和4年3月31日までに特区大事人に指定を受け、特区内に本店を構えていることが条件の一つです。対象となる事業分野は4つとされ、IoT、国際、医療、農業となります。

福岡市への進出への補助金

福岡市では、「福岡市立地交付金制度」があります。これは、賃料や雇用に対して交付金を受けられるもので、たとえばITやデジタルコンテンツの研究開発用オフィスの場合、次のとおりです。

<延床面積60㎡以上、常用雇用3人以上の場合>

  • 賃料への交付金(上限額:1,500万円、㎡あたり4,000円/月)
    金額:年間賃借料の4分の1
    期間:1年間
  • 雇用への交付金(上限額5,000万円)
    福岡市民・正社員:50万円(福岡市民以外:10万円)
    福岡市民・研究員:100万円
    その他の常用雇用者は福岡市民15万円、福岡市民以外は5万円
  • 設立費用への交付金(日本初進出の外国・外資系企業を対象)
    市場調査や登記にかかる経費などの対象経費の1/2、ただし上限額300万円
    起業の規模・事業内容や福岡市民への関与度などで内容は変わります。

詳しいパンフレットを参考にしてください。
上手く利用していきたい制度です。

ビジネスプランを評価してステップアップを支援

福岡市ではビジネスプランについて、成長性が高いと判断した場合、課題改善の資金として「創業者育成補助金」を交付しています。この制度は創業予定者を対象外としていますが、創業した後にも受けられるサポートとして注目です。

<補助金額:いずれも上限>

  1. 福岡市ステップアップ最優秀賞 1件:100万円
  2. 福岡市ステップアップ優秀賞 1件:70万円
  3. 福岡市ステップアップ奨励賞 1~3件:10万円

※過去のステップアップ助成事業での補助金交付者は対象外

市税を滞納していないか、株式の状況などの条件が設定されています。

選ばれた場合には、補助金が受け取れるほか、無料で専門家を派遣してもらえ、アドバイスを受けることが可能です。

福岡県の起業・イベントを紹介!

福岡県の起業には多くのメリット・補助があることがわかりました。起業をより具体的に進めるためには、イベントに参加してみることがおすすめです。

イベントによっては現地参加のものやオンラインで参加できるものもあり、目的に合わせて選べます。

福岡市スタートアップカフェは、官民共同型のスタートアップ支援施設です。
イベントは無料で利用でき、オンライン型のものも多数あるようなので、誰でも気軽に参加できます。
カンファレンス形式・セミナー形式・メンター形式など、イベントの種類も豊富です。

国(中小企業庁)の事業の一つであり、無料で利用できます。
新規創業の相談例としては、創業計画の作り方、 何から始めればいいかという漠然とした相談、法人設立の手続きなどの広い相談に対応しているのがうれしいポイントです。

まとめ

福岡県で起業する最大の特徴は、国・県・市をあげて起業家を支援してくれることにあります。

それだけ起業家を重視している環境だからこそメリットも多く、起業仲間もたくさん。

街自体の住みやすさも高いので、仕事もプライベートにも便利です。福岡県での起業で受けられる補助金は幅広く、一人で整理するのはちょっと大変だと思います。

そんなときには、福岡市お試し進出企画もおすすめなので、チェックしてみてください!

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